こんにちわ!大淀寮です。

大淀寮は、社会福祉法人みおつくし福祉会が運営する更生施設です。

私たちは、主に大阪市の「愛りん地区」などで、病気やその他の事情で働くことができなくなった単身の男子労働者の方々に、生活(衣食住)や医療面 でのサポートやお世話を行っています。

さらに、健康が回復してからの就労、ひとりひとりの自立の応援なども大切な使命のひとつと考えています。

◆更生施設 大淀寮

〒531−0061 大阪市北区長柄西1丁目1番28号
地図はこちら
TEL 06-6353-6011
FAX 06-6351-2930

 

◆設立年月日 昭和51年2月1日
◆施設種別 生活保護法38条による更生施設
◆敷地面積 1,401065F
◆定員 140名

 

お仕事をご依頼ください

大淀寮では、内職から就職も含めて、さまざまな仕事をお受けしております。
是非一度、ご検討下さいますようお願いいたします。

●内職作業

有り余る時間ときまじめさ、豊富な人手を武器にさまざまな内職をお受けしております。
中国に発注されることを考える前に一度、大淀寮へのご注文をお考え下さい。

●仕事の内容

【清掃】【警備】【宿直】【ヘルパー】【駐車場】など、どんな仕事もいとわずにさせて頂いております。
特に時節柄、子供と女性ばかりの保育所・保育園では、宿直がいることで安心していただき、喜んで頂いています。

ヘルパーは、NPO組織【元気100倍ネット】のもとに、ヘルパー2級の資格を持ったスタッフが行っております。
ご利用者からは、年齢も近く、様々な経験を有していることから話し相手にもなり、信頼され、多くのお客様に満足して頂いております。

アルバイトから単発の仕事、その他、自立へ向けての就職などさまざまな仕事をお待ちしております。
お気軽におたずね下さい。

 

 

沿革

大正期より風雪に耐えてきた建物は、まさに野宿者や西成に暮らしてきた人々の歴史を物語ります。
この建物が経てきた沿革を御紹介します。

◆大正15年2月25日 大阪市長柄宿泊所(定員440名)として創設。

◆昭和31年5月1日 長柄宿泊所(定員160名)と宿所提供施設長柄寮(定員220名)との併存施設となる。

◆昭和51年2月1日 宿所提供施設長柄寮の2階部分に更生施設大淀寮を開設。社会福祉法人大阪市民援護事業団が経営を受託する。

◆昭和54年10月1日
 長柄寮が長柄宿泊所後に移転。一部分室として残る。

◆昭和57年12月19日 長柄寮分室を移転、建物全部が大淀寮の所管となる。

◆昭和59年4月1日 70名定員を140名定員に変更

◆平成6年6月1日 法人名称変更で「みおつくし福祉会大淀寮」となる。

◆平成6年6月21日 地域老人食事サービス事業を開始する。

◆平成10年10月1日 豊崎東地区ネットワーク委員会「喫茶ボランティア」事業を開始する。

◆平成11年12月1日
 NPO法人「元気100倍ネット」と提携して、介護ヘルパー養成および就労開発を行う。

更生施設と地域の福祉ネットワーク

◆はじめに

更生施設大淀寮は、社会福祉法人みおつくし福祉会に所属し、大阪市の愛りん対策の後方支援施設として運営されています。
そのため、主になる利用対象者は、愛りん地区の日雇い労働に従事する単身男子の人たちで、傷病で生活に困窮した人たちです。
ただし、欠員のある場合は、各区の福祉事務所からのケースをお世話することもあります。

◆1.地域の概要

当寮のある大阪市北区長柄の地は、大阪北の中心、梅田からは1.5kmに位置し、昔から下町風情の残る地域です。
大淀寮は、この地域の中心になる天神橋六丁目から、北東へ徒歩4分のところにあります。
この一角は、市街地から少し離れた、古くからの墓地や葬場があるところです。住宅地と距離があるため、これまで地域交流は希薄でした。
ちなみに、当寮の属する中学校区の人口は、約3,500世帯、1万4,000人で、老齢人口もほぼ大阪市全体の水準と同じです。
65歳以上の人口は、約1,400人、完全寝たきりの高齢者が約20名、一人暮らし高齢者は、約300名ほどです。

◆2.施設の概要

1.大淀寮の設立
昭和51年2月、宿泊提供施設長柄寮と同居する形態で、当初定員70名で発足しました。その社会的背景には、昭和47〜48年の第一次オイルショックによる全国的不況と、その影響をもろに受けた愛りん地区日雇い労働者の就職難の増大がありました。
当初の利用者の平均年齢は、実に46歳でした。

2.更生施設としての所期の役割
昭和50年を最低とした愛りん地区労働者の就労状況も昭和51年に入ってから徐々に好転し始めました。大淀寮においても発足の年の11月には、早速、体調訓練(以下、体訓)制度を設けて、体慣らしと就労促進を図りました。
利用者のニーズとしては、施設が西成から離れており、日雇い労働に自信を無くした人や、飲酒や不規則な生活と縁を切りたい人が、アパートを借りられるだけの貯金ができるまで、寮から体訓を続けたいという要望が多く聞かれました。
こうして、当初は期間を三ヶ月と限定したものでしたが、体訓制度を処遇の中心に位 置付け、健康回復後の就労補助に力を注ぐことになりました。
ちなみに、昭和52年度の自立更生退寮者の43名中、日雇い労働で退寮した人は28名でしたが、53年以降は、ほとんど減少していき、反対に常時就労する人がほとんどになってきました。
しかし、54年から第二次オイルショックの余波が残った56年まで、日雇い労働の経験者がほとんどで、単身・高齢者である寮生の就職は難しく、就職先の開拓、身元保証人の問題、施設を住所地とせざるをえないことの不利、就労貸与金の未返還と、次々に生じる問題、それによる寮生の心のすさみ等に対応していかねばなりませんでした。
こうしたさなか、昭和61年に、大阪市生活保護施設連盟で就職身元保証人制度が作られ、体訓制度の定着に大きな役割を果 たしてくれました。法人内でも寮生の就労自立をより効果的に継続させるために、宿所提供施設と協力して、門限に抵触する夜勤者にベッドを貸してもらったり、高齢者で給与の低い人は、体訓終了後に天領させてもらったりと融通 を効かせた処遇を工夫していきました。

3.大淀寮の現況
昭和57年、宿堤との同居状態を解消し、定員を140名に倍増して再発足しました。
当初は、定員を充足できるか心配されましたが、すぐに定員を突破し、63年までほぼ定員オーバーの状態が続きました。
61年ごろから、経済の好景気を反映して、愛りん地区の就労状況は、活況を呈し始めました。これまでなら、入寮者も減っていくのですが、求人対象からはずされた高齢の日雇い労働者の増加で、入寮数にさほどの影響は見られませんでした。
しかし、63年暮れに愛りん地区求人数がピークを迎えると、その影響は、入寮者の激減として表面 化してきました。
こうした状況もバブル経済が崩壊すると、すぐさま平成3年10月から定員をオーバーする状況に変わり、特に平成5年の年末年始には、一部の部屋に二段ベッドを入れました。
その後、平成6年に入っても定員の一割を超える状況が続きましたが、同年秋口より減り始めました。平成7年1月に阪神・淡路大震災が起こり、神戸方面 の仕事が増えたこともあって、同年いっぱい、入寮者数は横ばい状態でした。
平成8年に入ると、なお震災復興関係の仕事が続いているためか、入寮者数が減りつづけ、経営維持を心配するほどでした。
しかし平成9年に入ると長引く不況の影響で入寮者は急速に増え始めました。

4.今後の課題
今後とも愛りん地区が存続していく限り、現行の社会保障制度から抜け落ちた日雇い労働者の最低限の生活を援助していく施設の必要性も存続していくものと思われます。
そのなかで、大淀寮の果たす役割はこれまでと変わらず、地の利を生かし、高齢化と体力の衰えで将来の生活不安に悩む人たちが、不安定な日雇い労働生活から離れて平安な市民生活に復帰することを援助していくことだと思われます。
ただ、これまで入退寮の比較的早い施設でしたが、高齢化の波は例外なく押し寄せてきて、平均年齢もあっというまに62歳となり、在寮期間も平均1年9ヶ月と長期化しており、処遇の見直しが必要となりました。
それと同時に、市街地にある福祉施設として、周辺地域住民の高齢化に対して、地域福祉の中核的役割を担うことが期待されるようになり、地域の福祉ネットワーク委員会の要請もあって、平成6年より、一人暮らし高齢者への配食サービスをはじめました。
ゆくゆくは、高齢者が高齢者の世話をせざるを得ない時代に備えて、寮生の人たちの力を社会に還元できること、たとえば短時間ヘルパーの要請などして、地域の幸襟社ともどもに助け合える関係作りをしていきたいと考えています。

◆3.具体的な実践事例

当寮の平成8年度の入寮者数105名、退寮者数107名、退寮内訳は、自立更生46名、帰郷1、無断7、事故勧告(寮規違反)16、保護変更5、老人ホーム入所11、入院17、死亡4名でした。
自立更生に大きな効果をあげているのは、@体訓貸与金制度、A連盟の就職及びアパート賃借身元保証人制度、B収束先の選定です。
@は、外部就労者に、給与をもらえるまで、交通費と朝昼の食事代を500〜3,000円まで毎日貸与します。かなりな金額になりますが、この十年間未返済による欠損は全くありません。
Aは、連盟会長名による保証人制度で、一年間の期間限定と金銭保証ですが、非常に役立っている制度です。
Bは、増やしの公的機関の建物の夜間宿直の仕事が多く、病気回復後の体力に自身のない人や、高齢の人に適しており、就労自立率を高めています。
地域福祉サービスですが、週4日、1日15食の昼食を配食しています。献立は、できるだけ揚げ物を避けて、弁当箱を四つに仕切り、それぞれに形の違う小皿を入れて、煮物中心の栄養のバランスを考えた家庭料理を提供しています。職員と寮生が組んで、地域ボランティアの集合場所まで配送します。
以上、簡単ですが、更生施設の事業の一端を紹介させていただきました。

 

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